9.05.2008

ゼクーンフォトン 用語集8

ゲルバ

人々が集まって築かれた市場都市の事。スークと呼ばれる出店等が並ぶ、市場が拓けている。初めの頃はスーク単位で点在していたが交換経済が規模を大きくし、明確な繋がりを持って発展してきた。 結果、ゲルバと呼ばれる、宿場、商店、遊戯施設などが造り出される。そこには次第に貨幣による流通が生まれ、遠く離れたゲルバから日用品やら、食料、耐久機材等が頻繁に行き交うようになる。大陸岩盤横断鉄道が整備されていなかった頃には、五日目のリスク を省みず、大地を走り、移動して生活していたキャラバン(機械隊の一群)と呼ばれる人々が流通の先導者となった。このような状況が続き、ゲルバがもう一つのゲルバを吸収し、大ゲ ルバと呼ばれる大市場が誕生するまでに至る。そして、ゲルバにはもう一つ重要な側面がある。それは水の補給という部分である。水というものが98%地下に存在するというこの星にあって、水の摂取は岩盤を掘り抜く事によってしか実現しない。そのような、岩盤地帯を生活の基盤として出来上がったゲルバには水補給の為の施設が必然的に常設され、遠くに住むものにとってはゲルバまで水汲みに行くというのが日課になっている。また、そうして人が集まると云うことが尚も市場を発達させた要因なのだ。そして、これはゲルバという単位にならないと水補給施設が出来な いということも物語っている。掘削し、常時水を補給できるように整備するというのはお金の掛かることで市場経済が発達するのを待たなければならなかったからだ。つまり、スークという小単位では日用品や食料品の扱いはあるが、水や、ウォーター・プレス用の電力を手に入れる事は出来ないのだ。ハモンド国にあるパレンバン・ゲルバは首都を含んだ一大都市として有名な代表的大ゲルバだ。

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