9.05.2008

作品「ゼクーンフォトン」とメタル・レーベン

異世界という設定もあり、そこにロボットまがいのメタル・レーベンなる搭乗型駆動マシンが出てきます。これはロボット物が描きたいというのが第一の動機ですが、設定上で云いますと、この物語世界で水というものが非常に重要でかつ、道具を利用する際に抜きに出来ないほど、エネルギーを生み出す為の手段、方法を提供出来るものだというものとして扱いたかったのです。現実世界の<水>と物語世界の<水>、生活に欠かすことの出来ないものとして共通した所は残しています。現実世界では水素で走る車が開発され始めている昨今、物語世界ではその水を使ったロボに乗る事によって、生きることに欠かせない物を敢えてその他の用途に使うことによって、水と人、という関係の中に現実世界からは導き出せないあり方を探ってみようという意図があるのです。

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