9.05.2008

ゼクーンフォトン 用語集5

五日目(=フェムト・アップ)

この星の水分質量の変化による現象。一週間が五日間で成立するこの星では、年に二度訪れる親水期にあたる一週間の最終日としての五日目に惑星内の水の比重が軽くなり(フェムト・アップ)地表面にある土砂が惑星内部から地上に浸みだしてきた水分と融合、底無し沼化し、岩盤地帯を除いた全てのものを呑み尽くすのである。この状態が二十時間続き、その後、水の比重がゆっくりと重くなり、元の大地へと戻る。(フェムト・ダウン)。この親水期に水と土が融合したことによって、肥沃な土壌が出来、食物栽培用の土が手に入り、食料の自足を促進するもとになる。この国の神話でも語られるように、その昔、五日目は儀式をし、休養の意味も含めて静かに送るものだったのだが、大陸鉄道、ウォーター・プレス等の発明により行動範囲が広まったせいもあって、この五日目を祭りなどで盛り上げて楽しむ習慣が出来た。

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