9.05.2008

ゼクーンフォトン 用語集7

キャラバン


農作物などの収穫が継続的に生産されるようになった文明初期から、岩盤地域帯をその作物や生産品を携えて移動し、商取引を行う人々をそう称した事からる。初めの頃は一人や、二人、数人のまとまりで動いていたが、商品の増大や、貨物の種類(鉱物、金属類を含む)、大きさ等の需要も満たすような取引が行われるようになると、これまでの輸送形態では納まりきらずもっと大がかりな組織を作り、対応するようになる。これによって、現在も見られるような大地を横断するキャラバンの風景が出来上がっていった。大陸横断岩盤鉄道が整備されはじめ、それぞれのゲルバへは鉄道を使った輸送が行われ、大地を移動するキャラバンという形態をとる人々は減っていった。ただ、やはり鉄道が敷かれている場所というのは未だ限られており、キャラバンによって輸送を必要とする場所や、フラトリアがあるわけで、そういった所の需要を満たす為に存続しているキャラバンもある。なかには大陸岩盤横断鉄道は検閲が入りやすいため、知られてはならない取引や、過重金が取られてしまうような大型の貨物はやはりキャラバンでの移動を利用する場合も少なくない。大地を移動するという性格上、<五日目>などで年に十数日移動を制限される事があるが、鉄道では運べない、運びきれないものに対しては充分その存在価値はあるのだ。

0 件のコメント: